クールな美形王子の誘惑
呼吸困難に加えて心臓撃ち抜いてこないで!?
本当に推しって偉大…
「あの」
「は、はい!?」
「や、そんなビビんないで?」
び、ビビりますよ…!
だって、そんな美少年が…なんで私に話しなんか…?
「俺と友達になってほしいんだけど」
王子がそんなことを呟いた時、
見えてきたバス停に、もうバスが止まっていたことに気付いた。
「あ、バス…」
あの時間のに乗る予定だったのに、間に合わなかった。
次来るのは20分後。20分も外で待ってなきゃなのか…。
「…あ、ごめん!
俺が呼び止めたせいで、バス間に合わなかった!?」