クールな美形王子の誘惑
マネージャーさんが来たなら、梓くんはマネージャーさんに任せて私は帰ろうかな。
「あの、八雲さんも私の友達も帰ってしまったので、私も帰ろうと思うんですが…
梓くんを任せてもいいでしょうか?」
「いいわよ!
ごめんなさいねぇ、迷惑かけて…。
たぶんお酒って、アタシが飲む用に置いてたやつだし…」
「あ、そうなんですか」
やっぱりマネージャーさんのだったんだ。
……そういえば梓くん、マネージャーさんに色々やってもらってるって言ってたし、家には何度も入れてるのかな。
……や、信頼してるんだから、あたりまえだよね。
「もう外暗いけど、
送らなくて大丈夫?」
「はい、迎えを呼ぶので大丈夫です」
お兄ちゃんにコンビニのコーヒー(100円)奢るって言えばご機嫌で来てくれるだろうし。