クールな美形王子の誘惑
仕事柄服をたくさん着るからか、散らばってる服も種類がたくさん。
その服たちを、マネージャーさんは畳むものとハンガーにかけるもので素早く仕分けてる。
こんなこと…私だったらできないや。
「あ!!これお気に入りじゃなかったの!?
ったくいっつもこんなとこ脱ぎ捨てて…!
本当にこの子は…!!」
マネージャーさんは怒りつつも、ちゃんと整理してくれてる。
……そりゃ、梓くんが甘えるわけだよ。
自分でやるより早いし。
マネージャーさん、梓くんのお母さんみたい。
梓くんも寝ちゃってるし、そっとしておいた方がいいと思って
『お先に失礼しますね』と声をかけて部屋を出た。