クールな美形王子の誘惑



たしかに!芸能界が黙ってないかも…!




「梓はモデルや芸能界なんて興味なさそうだったけどね。
顔出さなくて正解だったなって思うくらい、いつもつまらなそうで…。
でも、さっきスタジオに入ってった梓は違ったわ」




マネージャーさんがそう言った時、



いきなり外から窓をドンドンドン!と叩かれた。




「あら早い」




突然ドアが開いて、


輝く金色の髪がさっきとちょっと違う髪型になった王子が車に乗り込んだ。




「梓、早かったわね」



「さっさと帰りたかったんで」




ふぅ、と息を吐く王子の額には、少し汗が滲んでいた。



……この感じは、今日の仕事は終えたってことだよね?




「お仕事、マネージャーさんなしでやってきたんですか…?」




私がマネージャーさんを拘束してしまってたけど…大丈夫だったのかな!?




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