クールな美形王子の誘惑



「いえ…お仕事の邪魔にもなってしまいましたよね。
明日からは、迷惑はかけませんので!
今日はすみません。わざわざありがとうございました」




車をおりて、送ってくれたマネージャーさんに声をかける。



王子にもペコリと頭を下げたら


王子は手を振って、そのままゆっくり車が走り出した。




「あ、ちょ、希子さ」




走り去る直前、なにか怒ってるような声が聞こえたけど…もしかしてまだなにか話があった?



もしなにか用があるなら連絡してくるだろう。



車があっという間に見えなくなったので、私も家の中へ入った。









「希子さん、いきなり車走らせないでよ」



「梓がなんか面白かったから。
それで、どう?あずさちゃんは」



「うーん…そうだな。
焦らずゆっくりオトしていくことにするよ」








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