クールな美形王子の誘惑
「……!!」
まさにそれは
あの時と、同じ衝撃。
電流が走ったみたいな
この世のものとは思えない、美しすぎる造形。
一体どんな絶世の美女から生まれてきたのか、と問いたくなる。
(あの時の…
国宝級の美少年では…!?)
その素晴らしすぎるスタイルで、素晴らしく美しい姿勢で、堂々と廊下を歩いている、輝く金色の髪の彼。
頭一つ分抜けた身長も、やっぱりあの時の人だと確信させた。
「誰あれ!
ハーフ!?」
「え、やばカッコ良すぎ!」
飛び交う女の子の声に、それ!と言いたくなる。
これが一目惚れ…
……まさに、“推し”ってやつだ!!!!