魔法の使い方2 恋のライバル、現る!?
「……ヴィオルド先輩!」
ドルークに無理矢理起こされて、はっと目が覚めたヴィオルド。彼は冷や汗をかいており、顔は青ざめていた。息が上がっていて、目の焦点も定まっていない。
「どうしたんすか、先輩。ひどくうなされてましたよ」
「……ドルークか。なんでもない。少し夜風に当たってくる」
そのままふらふらと外へ向かおうとする。それを慌ててドルークが止める。
「そんな危なっかしい状態で外に出ないでくださいよ。倒れたらどうするんすか」
「黙れ。お前は寝てろ」
「あ、ちょっと!」
ドルークの言葉に全く意を介さず部屋を出て行ったヴィオルド。放っておけばそのうち戻るだろうと、ドルークは寝ることにした。衛兵の朝は早い。
ドルークに無理矢理起こされて、はっと目が覚めたヴィオルド。彼は冷や汗をかいており、顔は青ざめていた。息が上がっていて、目の焦点も定まっていない。
「どうしたんすか、先輩。ひどくうなされてましたよ」
「……ドルークか。なんでもない。少し夜風に当たってくる」
そのままふらふらと外へ向かおうとする。それを慌ててドルークが止める。
「そんな危なっかしい状態で外に出ないでくださいよ。倒れたらどうするんすか」
「黙れ。お前は寝てろ」
「あ、ちょっと!」
ドルークの言葉に全く意を介さず部屋を出て行ったヴィオルド。放っておけばそのうち戻るだろうと、ドルークは寝ることにした。衛兵の朝は早い。