【続】狂暴な彼氏、家では甘えん坊。
「分かったから、『ちゃん』で呼ぶな。」


俺がそう言うとニヤニヤしてくる悠斗。


「そんじゃ、来週の土曜にね~待ち合わせ場所は改めて言うわ~」


そう言って教室を出ていった。


明日、美雨と一緒に買い物にでも行くか。


美雨は何にも考えてないから、きっと男の目線なんか分からないんだろうな。


というか、水着とかあったか………?


たしか、美雨のもなかったはず……。


美雨はどういう水着を………


それにある意味、海なんて輩とか不良とかのたまり場じゃねーか。


それに、どんだけ悠斗が男の友達連れてくんのかも分からないし………


とりあえず、過激な水着じゃないのを美雨には買ってもらわないと。

「はぁ、明日が大変そう。」

小さく呟いた言葉は誰の耳にも届かなかった。

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