【続】狂暴な彼氏、家では甘えん坊。
私はパラソルの下でただただそれを見つめているだけ。

なんかモヤモヤするっ………

私なんか楓くんにあんなにくっつくことさえ出来ないのに………

水着だって、楓くんに一番見てもらいたいのにな………


少し大人になって買ったこの水着。

「はぁ……」

本当は楽しいはずの海がため息ばかりの海になってしまいそう……


「そろそろ昼飯にしよーぜっ!」

誰かさんのその声で私達は何故か大盛り上がり。


「じゃあ、誰か海の家で買ってきて~」

そう言うと何故か視線は私の方へ。

ちなみにほとんど女子。

しぶしぶ「私が買ってきます」と言うと男子の方から声がした

「マジ~?じゃあ俺も行くわ~」

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