【続】狂暴な彼氏、家では甘えん坊。
甘い彼
●○●○●○
「た、ただいま………」
ゆっくりとドアを開けて家に入った。
結局、紺くんとご飯食べようと中庭に行ったものの、チャイムが鳴り、食べれなかった……
そこでようやく気づいたのは楓くんのこと。
昨日のミニ拷問も含め、今回は絶対許してくれなさそうだ………
「ふ、楓、くん……?」
「……………」
私が話し掛けてもビクともしない。
「怒ってる………の?」
恐る恐る聞いてみても楓くんは何も話さない。
「で、でも!楓くんだって全然一緒にご飯、食べてくれないし………」
目線を楓くんから外して、口をゴニョゴニョとさせた私。
―――私にとっては一瞬のことだった。
ぎゅっ。
「へっ………!」
あまりにもいきなりのことで変な声が出てしまった。
「…………可愛すぎんの。」
ボソッと呟いた楓くんに耳を傾ける。
「俺ばっかりドキドキさせられて………アイツばっかりと一緒にいて……」
「それに……美雨の上目遣いとか、猫なで声とかほんと、レベチ過ぎ。」
私が理解するのには数分かかる単語がズラリと並んだ。
「一番ヤダのは………アイツに美雨の可愛い顔見せること。」
口を尖らせて子供みたいに言う楓くんに思わず笑みがこぼれた。
「た、ただいま………」
ゆっくりとドアを開けて家に入った。
結局、紺くんとご飯食べようと中庭に行ったものの、チャイムが鳴り、食べれなかった……
そこでようやく気づいたのは楓くんのこと。
昨日のミニ拷問も含め、今回は絶対許してくれなさそうだ………
「ふ、楓、くん……?」
「……………」
私が話し掛けてもビクともしない。
「怒ってる………の?」
恐る恐る聞いてみても楓くんは何も話さない。
「で、でも!楓くんだって全然一緒にご飯、食べてくれないし………」
目線を楓くんから外して、口をゴニョゴニョとさせた私。
―――私にとっては一瞬のことだった。
ぎゅっ。
「へっ………!」
あまりにもいきなりのことで変な声が出てしまった。
「…………可愛すぎんの。」
ボソッと呟いた楓くんに耳を傾ける。
「俺ばっかりドキドキさせられて………アイツばっかりと一緒にいて……」
「それに……美雨の上目遣いとか、猫なで声とかほんと、レベチ過ぎ。」
私が理解するのには数分かかる単語がズラリと並んだ。
「一番ヤダのは………アイツに美雨の可愛い顔見せること。」
口を尖らせて子供みたいに言う楓くんに思わず笑みがこぼれた。