⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
聞きたいけど、聞けない。


それが今のわたしたちにできた壁の証拠だった。


「桃ちゃん…」


心配そうに私の名前を呼ぶ愛莉ちゃん。



そんな彼女に「じゃあ帰ろっか」って、何事もなかったかのように明るく振る舞った。



ハルくんに聞きたいことはたくさんある。



_なんであのとき、あんなことしたの?
_なんで冷たい態度とったの?
_あの女の子は誰?


って。


聞きたいことは山ほどあるんだよ。


ねぇ、ハルくん。


私、何かしたかな……??



何か言ってくれないと私だって分からないよ。
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