⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
ハルくんが私の腕を掴んで呼び止める。


「…っハルくん」



久しぶりに名前を呼んでもらえた。

ずっとずっと避けられてたから。


愛莉ちゃんもちょっとだけ、いやかなり驚いている様子。



「ちょっと話したいことがあるんだけど。笹野、桃借りてい?」


「あ!うん。どうぞどうぞ…!」


えっ…!そこ譲っちゃう??


愛莉ちゃんは「頑張って!」と口パクした。


えぇー…っ薄情すぎるよ愛莉ちゃん!



「ん、さんきゅ」


そのままズルズルと手を引かれていく。



繋がれた手からはハルくんの温かい体温が伝わってきて、ドキドキしっぱなし。
< 141 / 358 >

この作品をシェア

pagetop