⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
桃は機嫌を疑うような目でみていて。


…そんな風に悲しい顔にしてるのは俺。

笑わせてやりたいけど、もうそれは俺の務めじゃない。


「……幼馴染じゃない。何もねぇよ、俺らは」


キッパリ、冷たく言ってやった。


ー…なぁ桃。
お前この男が好きなの?


俺が好きな笑顔をコイツに振りまいてんだもんな。


はっ…なんだよ。だったら俺ダサくね?



手放したはずなのにまだ桃のことが1ミリたりとも離れないってどういうこと。


「…へぇ。じゃあ俺が奪っちゃってもいいよね?」


「俺にはもう関係ないんで」


多分桃は俺たちの今の会話は分かってない。

とんでもないぐらい鈍感だから。


まぁこの男なら桃だって安心すると思う。


せいぜい幸せになれよ、桃ー…。


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