⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
ハルくんには関係ない
迎えた答案返却日。
現代文…英語I…家庭科と、順調に教科の答案が返却されていくなか。
私は数学がずっっと気になりっぱなしで、ソワソワが止まらない。
「桃ちゃん。なんでさっきからそんなに落ち着きないの?」
「す、数学が怖くって…」
私の今までの数学は毎回赤点ギリギリで、時には赤点を取ってしまったときもあった。
今回だって普段よりできたとは言え、まだ安心できない。
「大丈夫だよ!あんなに頑張ってたんだから!」
うぅ〜愛莉ちゃん。
愛莉ちゃんがすっごく天使に見えるよ。
私は出席番号が1番だからすぐに名前が呼ばれた。
「……」
先生はわたしをジッと見つめている。