⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
私だってハルくんに言えなかった。


それをサラッと乗り越えた尚先輩はやっぱり勇敢だと思うなぁ…。



「ふはっ!そっか。桃ちゃんも時間が欲しいと思うから今日はここまで。また学校が始まったらでいいからよろしくね」


「…は、はい…っ!」



_尚先輩からもらったぬいぐるみを見つめながら、トボトボと家までの道のりを歩いていた。


ぽわぁ〜

って、効果音がつきそうなほど。



尚先輩が……私のことを好き?


こんな私のどこがいいんだろう。

自分でもたまに嫌だなって思うときがあるのに。


ハルくんの家の前を通りすぎたとき。



ー…ガチャ


外に出てきた人物と目があった。


「っ、」


ハルくんだった。
< 175 / 358 >

この作品をシェア

pagetop