⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
「桃」


……
………この声!?


振り向くと、少し痩せた様子のハルくんがいた。


「は、ハルくん…なんで……」



あの日以来会っていないからどうやって対応したらいいか分からないよ……。

わたしが勝手に、一方的に想いを伝えちゃったから尚更。


結果なんてみえみえなのに。



あぁ、やっぱりダメ。

わたしってどうしようもないぐらい弱いみたい。


こうしてハルくんと会えたのは嬉しいけど…やっぱり辛い。



避けるように部屋を出ようとしたけど、パシっと腕を掴まれて阻止された。



「逃げんな。ちゃんと話そう」


そういうハルくんの顔はどこか辛そうで、重々しい雰囲気だった。



……なに。一体どうしたらいいの??


目の前にはハルくんがいて、私はというとベッドの端にちょこんっと座っている。
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