⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
「最初から決めつけんな。…俺のこと見て突っ走ってきなよ、後は俺に任せていーから。桃は走ることだけに集中しろ」


まるで暗示のごとく、頭にスースー入っていく。


「っ、うん。わかった」


晴翔に言われちゃったらしょうがない。

補欠に入っている以上、走らないとだし!


ー…よし!
頑張ろう!!



気合を入れて、いざ足を踏み入れる。



「桃ちゃんの前、実は俺!ぜってぇバトン渡すから受け取れよ!」


あ、裕太くん。

そっか。
私の1個前って裕太くんなんだ。



「うんっ頑張る…!」


私は14番目の走者で、奇数と偶数に分かれて待機する。



「あれ、桃ちゃん!」


「愛莉ちゃん!愛莉ちゃん12番なんだね」


「そー!なんか裕太とくっつけられちゃって〜」


「えへへ」て笑う愛莉ちゃんは相変わらずすっごく可愛くて、こっちまでニヤニヤしちゃう!


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