⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
右脚の膝は赤く染まっていて、血が垂れている。


ヒリヒリジンジンしたような痛み。



「じゃあちょっと手当してもらってくるね」


「あたしも付き添うよ!」


「大丈夫!裕太くんのところ行ってあげて?私は1人で平気だから」


そういえば、渋々納得してくれた。


朝礼台のすぐ後ろ。
怪我をした人が手当を受ける場所。



そこまで自力で歩いていく。

ちゃんと歩くと痛むから、脚を少し引きずりながら。



「ー…桃!」


後ろから呼び止められて振り向けば、晴翔がそこにいた。



「ケガしたんでしょ?」


「うん。でも大丈_きゃっ!?」


ふわっと身体が宙に浮いたと思ったら、晴翔にお姫様抱っこをされていた。
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