⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
俺だけのものにしたい 晴翔side
俺の目の前で涙目になりながらも必死でネクタイを結ぶのは、俺の幼馴染の浅見桃。
ウルウルとさせながら、俺がちょっと顔を覗けばすぐに顔を真っ赤にして背ける。
そんな姿が愛おしくて、スルっとその細い髪に手を通した。
ビクっと反応するけど、何もいわない桃。
……はやく俺だけのものにしたい。
そう思ってきて何年経ったんだろうか。
小さい頃から何をするのも一緒で、俺の隣には桃がずっといた。
気づけばそれが当たり前になっていて、俺は桃が好きになってた。
小さい頃に交わした約束なんて桃は絶対に覚えてないだろうけど。
シロツメクサの指輪をわざわざ作って、桃の指にはめてあげたのに。
「将来、俺だけの花嫁になってくれる?」
そう聞いたら桃は満面の笑みで言ったんだ。