⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
グイっと誰かに引っ張られた。


「きゃ、!」


誰!?
バッと相手をみると晴翔だった。


電柱の後ろにいたことなんて全く気づかなかった。



「晴翔?な、なんでここに?」


「笹野から桃が男に連れてかれたってメール来たからバイト終わりに一応来てみたけど…その男って藍川?」


え…あ、私に告白してきた子のことかな?

だとしたら拓哉くんじゃない。



「えっと、」 

私が言葉に詰まっていると、呆れたような視線を向けてきた。



「しかも相談って。俺に言えないようなことアイツには言うんだ?」



別にそういうわけじゃない。

拓哉くんには偶然バレちゃって、隠すのが下手な私にとっては不都合だっただけ。



これ以上余計な心配をかけたくないし、自分のことは自分で解決するべきだから。
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