⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
「…違うよ」

ただただ否定するしか他なくて。


だって、「嫌がらせされてる」なんで知ったら晴翔心配になっちゃうでしょ?



「俺が守るから」って誰よりもわたしのことを心配してくれるはず。


嫌じゃないよ。
逆に嬉しい…嬉しいけど、やっぱりそれってちょっと違うと思うの。

いつまでも晴翔に頼ってばっかりじゃダメなのは分かってる。



だから、今回は1人で、晴翔を頼らずに解決したいの!



「じゃあ何?なんで俺じゃなくてアイツなの?」


「アイツって…拓哉くんは良い人だよ?」



なんでそんなにも拓哉くんを毛嫌うのか私には分からなかった。

私にとって藍川くんはただの友達なのに。



「はぁ……こんな状況でも藍川の見方するんだ」


晴翔は、私を電柱の影に追い詰めるように立っていて、もはや逃げ場がない。



なんで不機嫌なのかはわかってる。

_私が晴翔には言わずにいるから。
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