⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
そんな桃の瞳はここ最近で1番潤んでて、史上最強の困り顔だった。


そんな顔ですら可愛いって思う俺は重症?



桃の困り顔が俺には強敵。

だからもっと困らせてあげたい。


俺ナシじゃ生きていけないってぐらいにしてやりたいのに。


そのままスルーして歩いていると、ふと服に違和感。



みると、桃の白くて細い指が俺の制服の端っこをちょこんって掴んでて。


その顔は真っ赤だった。


っそう来たか。


「どっか掴んどけば?」って言ったのは俺だけど、これはこれで心臓に悪い。



ドキンドキンってうるさいほどに騒ぐのは気のせいだって思いたい。



「はぁ」とワザとらしくため息をついて、その白くて細い指をすくって絡める。



「っ、は、ハルくん?」
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