⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
だけど言えないの、!


言ったら甘えてしまいそうで怖かったから。


少しは自立しなきゃいけない……
ずっとそう思ってた。



だけど晴翔がいるとどうしても甘えちゃう。


今まではそんな風になんとか上手くやってきたけど……もう甘えなんてものは無くていい。



晴翔の強い視線の圧力がわたしに降り注ぐけど、それに負けじと粘って耐える。



「あっそ、そーゆーこと。…じゃあもう好きにすれば」


晴翔が離れた後はなんだか冷たくて、寒かった。


隙間だらけになった空間が妙に居心地悪い。



これで…良かったんだよね。


スタスタと私を一瞥することなく、去っていくその背中をみつめる。



__ごめんね、晴翔。



背中が泣いているような、悲しそうに見えたのはきっと気のせいなんかじゃない。

< 290 / 358 >

この作品をシェア

pagetop