⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
「とことんドジだね。…じゃあこのまま2人で抜け出そっか」


「…え!?」


気づいたときにはもう遅くて、晴翔に手を引かれてそのまま誰もいない廊下に飛び出す。


ちょ…!ど、どこに行くの?

繋がれた手が熱い。


イタズラっぽい表情を浮かべている晴翔はどこか楽しそう。



ついさっきまでは険悪モードだったのに、!


そんなことすら感じさせないほど自然体な私たち。



キィ…

開かれた扉の先には満点の青空が広がっている。


そう。連れてこられた場所は屋上。


普段は人が入れないようにテープで塞がれているけど、度々取られているから常に侵入可能。



「ここおいで」

地面に座って、ポンポンっと隣を叩く。
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