⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
聞き馴染みのある声が聞こえた。

倉庫の入り口らへんで寄りかかって立っている人物__拓哉くん。


あっ…拓哉くんだったんだ。

さっきのもう1人って。



「俺のおかげでここまで来れたっていうのに…」

「はぁ」とため息を吐きながら、こっちまでカツカツと脚を進めてくる。



ゆっくりと晴翔の隣に腰を下ろして、私をみつめる。



「あ?なんだよお前」


晴翔がそう聞くけど、全くの無反応。



「無事で良かった」


ポンっと頭に重みが乗ったかと思えば、撫でられていた。


わしゃわしゃと優しく撫でるものだからちょっとだけ……いや、かなり拍子抜け。



「拓哉くんも…晴翔も、ありがとう」

ニコっと笑う。



なぜか2人の顔がちょっと赤い気がするけど…。
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