⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
拓哉、くん。


「成瀬とお幸せに」


ニコっと笑ってそれだけ言ったら立ち去っていく。



ー…「あー結構キツイなぁ」

なんて、拓哉くんが呟いていることは私たちは知らない。






保健室に運ばれた私。

あいにく先生はいない。

無人のベットに座らされて、晴翔が脚を診てくれている。



「ここ、痛い?」

トンっと軽く叩けば鈍い痛みが走った。



「ちょっと痛い、かも」


立ち上がって何か探している様子。


引き出しから持ってきたのは湿布とテーピング。



「ジッとしてて」

ヒヤっと冷たい湿布の感覚が足首に当たる。


慣れた手つきでテーピングを巻いていく晴翔。


真剣に手当てしてくれる姿でさえも好きだなぁって思ってしまう。
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