⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
ー…キーンコーンカーンコーン。
チャイムが鳴って、みんなバラバラと自分の席へ戻っていく。
そんななか。
「桃、耳貸して」
「ん?うん」
ハルくんにそっと耳を貸すと、私の腕をグイっと引っ張って、たちまち距離は近くなる。
っっち、近いよ…!
ハルくんの顔がすぐ横にあって、思わず息を呑んだ。
そして、甘く甘く_わたしの耳元で呟いた。
「とびっきり可愛い桃、楽しみにしてる」
「〜っ」
わたしの顔はたちまち薔薇が咲いたみまいに真っ赤に染まって、もはや酸素すら上手く吸えなかった。
何事もないように颯爽と戻っていくハルくんの後ろ姿をみながら、考えるわたし。
……なんなの?この気持ちは。
最近のハルくんはちょっと変。