⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
「ほら、友達来ないみたいだし?お持ち帰り決定〜」


グイっと腕を引っ張られて、「本当にやばい!」って恐怖に支配された。

全身の力を使って男たちを振り飛ばす。



「やめて…っ!」

そう、精一杯叫んだとき。


_ふわっと嗅いだことのある甘い香り。


「…っ俺のもんに手ぇ出すな」


えっ…?うそ、なんで。



ー…ハルくんだった。



男の人たちから私を守るように立ってくれていて、少し汗ばんでいた。



「あ?誰だお前」


「俺の彼女だよ。…人の女に手ぇ出すとか、お前ら恥ずかしくねーの?」



〜っっ

ウソだってわかってるけど、私を守ってくれてるその背中がたくましく見える。



「っは、るくん」


今にも消えそうな私の震えた声。
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