⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
「あれ〜?もしかして…?」


調子に乗って、ヒョコっと顔をのぞいてみる。

その度にフイっと逸らすハルくんだけど、わたしだって粘り強いんだから!



まるで鬼ごっこ。

暗黙の鬼ごっこがスタートしてしまった。



「あーったく。…お前調子乗んなよ」


トン

え…これって……壁ドン?


気づいたら壁に追いやられていて、目の前にはちょっと怒り顔のハルくん。


周りに人気はない。


コンクリート素材の壁だからか、肌にあたるとヒヤっとした。


息遣いがわかりそうなほど距離が近くて、ハルくんの前髪がそっと触れる。



「ちょ…ハルくん」


「……逃げねーの?」
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