⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
あー…!本当にどうしよう。


もうこれはハッキリ言ったほうがいいよね。


それか今日じゃなくたって、後日渡せばいいし!



そう思ったらなんだか気持ちが楽になって、遊園地に行く準備も順調に進んでいった。


この間愛莉ちゃんと一緒に選んだノースリーブのワンピースを着て、ベルトとカーディガンも忘れずに。



髪の毛は慣れないコテを使いながら、軽く巻いてポニーテールにした。


あとは……いつもはしないはずのメイクまでした。うすーく、本当に薄く。



本当はする予定なかったけど…愛莉ちゃんが、【女の子のメイクは基本!しなきゃダメ!】って電話で怒られちゃったから、挑戦してみることに。


ー…よし。準備完了!



鏡の前で全身チェックをして、歩き心地抜群なサンダルを履いて家を出る。



「じゃあ、行ってきます」


「ふふっ晴翔くんとのデート、楽しんでね」


私のお母さんがニヤニヤしながら玄関まで来てくれた。
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