⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
「よし、じゃあ行くぞ」


ハルくんがそう合図したと共にゆっくりと走り出す自転車。



ハルくんの運転能力は凄くて景色が超高速で変わっていった。


荒い道のときはガタガタと揺れたけど、ギュッて腕に力を込めてなんとか落ちないように耐えた。



「っちょ、桃、キツイ」


「あっご、ごめん」


「まぁいーけど。そうやって掴まっときな」


「うん…!」



そして、なんとか学校にギリギリに着いた。



もうチャイムが鳴る頃だからかわたしとハルくん以外の生徒はいなくて、どこか静かさを増していた。


自転車を駐輪場に停めて、私たちは同じクラスだから目的場所は一緒。


【2–3】と書かれた表札。
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