花と誠の想い
『痛いけど、明日には治るよね
治ったら今日の子に会いに行こうかな』


女の子は明日のことを楽しみに布団に入りました。


「ごめんください。
先程息子をお助け頂いた者です。
お花さまいらっしゃいませんか?」



夜中の訪問でしたが、女の子は飛び起きました。また人々と話せる!

その気持ちで体の痛みも抑えて起き上がり玄関に向かいました。


『こんばんは!』


とても久しぶりの訪問に目を輝かせながら挨拶をする女の子


「これ、うちで今夜作った鍋です。
温め直して召し上がってください。」



男の子から聞いていた、
お母さんの料理は日本一だと、


『ありがとう!直ぐに頂くね』


「宜しければ中でご用意させてください。
息子を助けてくれたのです。」



遅いから悪いと女の子が断る中、
男の子の母親は火を炊き鍋を温め直した。
そして女の子へ手渡しました。



『とってもいい匂い!いただきます!!』





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