花と誠の想い
ある時から、
お社の周りにはたくさんの花が咲き、
その女の子は

“花神さま” “お花さま”
と呼ばれるようになりましました。


お花さまは、喜ぶ人の顔を見て微笑み
お花を貰って『ありがとう』と喜びました。


お花さまは、人々が大好きでした。

人々もまた、お花さまが大好きでした。


この穏やかな日々が永遠に続くと
お花さまは信じていました。

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