花と誠の想い
着いた時には火は消えていて
倒れている人がひとりいた。

身体中に火傷をしてもう少しで消えそうな
命の灯火が見えた。


「お前!どこ行くんだよ」


トシくんの声は無視してその人の元に走った


「あねき…。」


トシくんのお姉さんらしい人はとても苦しそうで、助けなきゃと思った。


『今助けてあげるからね。』


「ひまわり!何してんだよ!!」


『大丈夫。
お姉さんのこと治してあげるから
今まで隠しててごめんね。』


なんの事だよ!どうすんだよって声が聞こえる。でも、早くしないと死んじゃう。


『ごめんね。』


眩しい光が2人の周りに広がり
お姉さんの火傷が少しずつ治っていく。


「嘘だろ…。」


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