花と誠の想い
近藤side.
時が経つのはとても早い。
あの子がいなくなってからもう10年。
宗次郎が来てからもう5年も経とうとしている。
トシの奴は少しは落ち着いたし、
宗次郎の面倒もよく見てくれている。
トシの中のあの子の存在がいつまでも
トシを苦しめている。
宗次郎のイタズラがいい具合に和らげているようだが、その程度じゃ何も埋まらないのだろう。
もしまた彼女が現れてくれたら、
どんなにトシと俺が嬉しいか…。
神様がいるのならお願いだ。
もう一度
あの二人を引き合わせてはくれないだろうか。
俺は祈ることしか出来ない。
end
時が経つのはとても早い。
あの子がいなくなってからもう10年。
宗次郎が来てからもう5年も経とうとしている。
トシの奴は少しは落ち着いたし、
宗次郎の面倒もよく見てくれている。
トシの中のあの子の存在がいつまでも
トシを苦しめている。
宗次郎のイタズラがいい具合に和らげているようだが、その程度じゃ何も埋まらないのだろう。
もしまた彼女が現れてくれたら、
どんなにトシと俺が嬉しいか…。
神様がいるのならお願いだ。
もう一度
あの二人を引き合わせてはくれないだろうか。
俺は祈ることしか出来ない。
end