花と誠の想い
『今日は誰とも会えなかったなあ』


赤く染る夕暮れの中で
花を愛でながら寂しそうに呟きました


『明日は誰か来てくれるかな?』


ある時から、
お花さまの心にモヤがかかっていきました。


なぜ誰も会いに来てくれないのだろう
子供たちは私とはもう遊んでくれないのかな
私がなにか悪いことをしてしまったのかな


夕暮れはどんどん暗くなり、
あたりは闇に溶け込んでしまいました。

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