花と誠の想い
私を見つめる男の人のことが気になった

私を知っているから…?


「お前の名前は向日葵だ。」


男の人がそう言った。
ひまわり……?


なんだかその名前がとってもしっくり来た

これが私の名前なんだなぁ


『うん。ひまわり…
ひまわりってなあに?』


男の人は指をさして私の横の花を見た


黄色くて大きくて上を向いている。
この花がひまわりって言うんだ。


『素敵な名前だね。もったいないなぁ』



そんな綺麗な名前でいいのかな。
そんなこと思いながら空を見た

夏の空は雲ひとつなくて、
太陽と直ぐに目が合った。


生ぬるい風が頬をかすめて、
目の前の人の髪がなびく。


あぁ綺麗だなぁ


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