花と誠の想い
「にしても、珍しいですね
土方さんが子供の手を引いて歩くなんて」


「色々あったからな…。トシにとっては
いい変化なのかもしれんな」


3人は仲がいいみたい。
楽しそうにお話を沢山していた。

私も少しお話したくて、


『歳三さんは…私のこと覚えてた…?』


その言葉に少し驚いて、困った顔をした後


「あたりめぇだろ…忘れるわけねぇ」


いたずらっ子のように笑う彼に
胸がぽかぽかした。

その後すぐに
頭をわしゃわしゃ撫でてくれた。


『…ありがとう。』


小さい声で呟くと
少し照れくさそうに微笑んでくれた。


彼の顔が少し赤く見えたのは
きっと夕焼けのせいだと思う。


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