花と誠の想い
大きかった、
思ったよりもおうちが大きかった


民家に連れていかれると思ってた
私からすると、この御屋敷は大きかった


たくさんの人が住んでいるらしい。


緊張するなぁともんを眺めていると


歳三さんにふわっと抱き上げられた。


びっくりして見つめていると


「いいか?向日葵、お前は男になるんだ
私じゃなくて、僕って言え」


女の子の姿の私を隠してくれてるんだと思い
やっぱり優しいなと思った


首を縦に振ると
また、頭をわしゃわしゃしてくれた

褒めてくれてるのかな?


口調はきついけどとても優しい言葉をくれる彼に自然と笑顔がこぼれた

< 70 / 80 >

この作品をシェア

pagetop