花と誠の想い
沖田side.


突然道端で出会った少女は暗い瞳をしていた

どうやら近藤さんたちの知っている子のようで、新選組に入隊するという。


女の子で、すぐに折れてしまいそうなほど細くて、正直無理だと思った


土方さんはすぐに面倒ごとを僕に押し付けてくる。
でも、今回はどうやらいつもと様子が違う。

土方さんが人に頭を下げるのは珍しい



『僕、頑張って覚えます。厳しくても
 平気です。宜しくお願いします』


少女は前より輝きのある瞳で僕に
お願い事をしてきた。


その瞳をみたら真剣なことが嫌でも伝わった

僕には事情はわからないけど、
強い気持ちがあって、ここにいたいという

少女の気持ちに少しだけ動かされた


「喜んで」


と笑いかけると、少女は安心したように


『あ…ありがとうございます』


少しぎこちない彼女に興味が湧いた

どこまでやれるのか
僕がこの目で見たいと思った


まぁ、本当に子供はすきだしねぇー


end

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