私を救ってくれたイケメン俳優の溺愛。
 リビングで一緒に食事をした。
「食べれる?」
「はい。もう大丈夫です。」
「よかった。」
「そういえば、何か趣味とかある?」
「何もないです。」
「うーんと、好きなことは?」
「ピアノを弾くことです。」
「ピアノ弾くんだ。」
「はい。上手くはないですけど。」
「家にあるの?」
「あります。」
「じゃあ、持ってくるよう手配しとくわ。」
「え?」
「とりあえずは、ここで暮らしてみて。
 俺やここが嫌になるまでは・・・。」
「ありがとうございます。」
 永遠くんは笑顔を返してくれた。
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