私を救ってくれたイケメン俳優の溺愛。
 私は、仕方なく受け入れることにした。

 しかし、この世間の状況下で、再就職は難航するのは分かっていた。
 特別な資格があるわけでもない。
 
 退職金と失業保険をもらいながらなんとか生活して、アパートの家賃を払い続けることにした。

 最終日、みんなが温かく、送り出してくれた。先輩や派遣の子と仲良かったので、泣いてくれた。それが、逆に辛かった。
 でも、涙は出なかった。

 そして、仕事探しを始めた。
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