現実主義者の恋愛事情・王子を一時預かりします レイと綺麗
金がない事情<14~20>
<更新料問題に対応する>
休みの日の午後、
綺麗は実家の母親に、電話をしていた。
「だからさぁ、お母ちゃん、
家のリフォーム代金で50万貸したじゃん
そんでさ、今度ここのマンションの更新料、
こっちも払わなくちゃならない
わけ。」
途中で、いらだたしげに大声を
上げると、
「今さら、そんな大金ないよ」
母が平然と宣う。
ふーーむ
綺麗はうなった。
綺麗は一人っ子で、
実家は昭和の一軒家で庭付きだ。
一人暮らしの母が高齢になるのを考え、お風呂とトイレ、台所を
リフォームしようと言い出したのは、綺麗であった。
母は先の同居も考えて、
支払いをするつもりがないのだ。
生命保険解約してよ・・
と、言いかけたがやめた。
葬式だって金がかかるのだ。
「わかった・・なんとかする」
綺麗は電話を切り、
すぐに高梨にラインで連絡を
取った。
<金に困っている。>
<家賃と更新料が支払い無理なので、土日に何か単発のバイトが
あったら、紹介してくれ>
高梨は顔が広い。
すぐに返事が来た。
<バイトより短期間だけ、
ルームシェアして、家賃取るのはどうか?>
その提案に、
綺麗は折り返しの電話をした。
「もしもし高梨ぃ?
誰か適当な人、あてがある?
もしいい人なら、その話乗りたい」
7日間フルで働くのは・・・
自分の体力に、そこまでは
自信がない。
休みの日の午後、
綺麗は実家の母親に、電話をしていた。
「だからさぁ、お母ちゃん、
家のリフォーム代金で50万貸したじゃん
そんでさ、今度ここのマンションの更新料、
こっちも払わなくちゃならない
わけ。」
途中で、いらだたしげに大声を
上げると、
「今さら、そんな大金ないよ」
母が平然と宣う。
ふーーむ
綺麗はうなった。
綺麗は一人っ子で、
実家は昭和の一軒家で庭付きだ。
一人暮らしの母が高齢になるのを考え、お風呂とトイレ、台所を
リフォームしようと言い出したのは、綺麗であった。
母は先の同居も考えて、
支払いをするつもりがないのだ。
生命保険解約してよ・・
と、言いかけたがやめた。
葬式だって金がかかるのだ。
「わかった・・なんとかする」
綺麗は電話を切り、
すぐに高梨にラインで連絡を
取った。
<金に困っている。>
<家賃と更新料が支払い無理なので、土日に何か単発のバイトが
あったら、紹介してくれ>
高梨は顔が広い。
すぐに返事が来た。
<バイトより短期間だけ、
ルームシェアして、家賃取るのはどうか?>
その提案に、
綺麗は折り返しの電話をした。
「もしもし高梨ぃ?
誰か適当な人、あてがある?
もしいい人なら、その話乗りたい」
7日間フルで働くのは・・・
自分の体力に、そこまでは
自信がない。