総長様と契約恋愛始めました!
中々やって来ない痛みに違和感を覚えて私は恐る恐る目を開いてみた。
…………状況が分からない………
目を開けて広がる光景を理解することができず思考が完全に停止してしまった。
「やっと目開けた。大丈夫?お姫様」
口説きながら私の心配をしてくれるイケメンが突然目を開いたらドアップで映ってるなんて誰でも驚くに決まってるよ
……私は階段から落ちたはずでは?……
「おーい。固まっちゃった?」
そう言いながらさらに顔を近づけて来てくるイケメン
「……えぇっ!ちょっ!!……」
キスでもできそうな距離まで近づいてきたから可愛げのない声で驚いてしまった。
「やっと喋った。目開けたまま気失ったかと思ったよ」