佐々木兄弟は今日も長女を溺愛中!!

「いや、あのくらいは襲われたに入らないよ。」

「入る。」

「入らない。」

「入る。」

なんて不毛な会話をしていると、

「ゆーいちゃん、朝からなに兄ちゃんとイチャイチャしてんの?」

「うわっ!」

にっこり可愛い顔をして寝起きの駿が、背後から私を抱きしめる。
駿は私の2つ下だけど、成長期に入った駿に私はすっかり背は抜かされている。駿は、今日も相変わらずで天使のような愛くるしい笑顔を咲かせていた。

「駿、おはよう!」

「おはよう、結衣ちゃん。」

「ちょっ、耳元で囁かないでっ!!」

駿はニヤニヤしている。
耳が弱いの分かってやってるな、コイツ。

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