佐々木兄弟は今日も長女を溺愛中!!
「いってくる。」
「駿、行って来るね!」
「結衣ちゃんいってらっしゃい!変な奴いたら俺に教えてねー!俺がぶっ飛ばしてあげるから!!」
怖いことを言う駿に玄関で見送られ、私は遼兄と学校へ向かった……んだけど。
「あのっ!連絡先交換してもらえませんか!!」
これで何回目か分からない女子生徒からのアプローチ。
「悪いが無理だ。」
「えっ、でもっ!」
遼兄が断っているのにこの子は諦めない。
遼兄、こんなことを毎日続けているのか。
大変だなぁ。なんて思っていたら、
「あの、その人は誰ですか?」
「えーっと、その人って」
「あなたです。もしかして…彼女、とかですか?」
そう言われてやっと理解した。
すっごい睨まれてると思ったらそういうことね!?
もしかして、私が彼女かもしれないとか思ったのかな。勘違いさせてごめんなさい。私はただの付属品なので気にしないでください。
そう謝りかけるが、いやいやと思い直した。
そもそもとして、彼女かもしれないのに堂々と連絡先を聞きに来れるこの子こそ随分と強かである。
うん、訂正するだけにしよう。
「えっと、私は遼兄の」
「君には関係ないだろう。早く行こう、結衣。」
「え、ちょっと?遼兄?」
最後まで言わせてほしいんだけど!?
あと急に手を繋がないで!!
「駿、行って来るね!」
「結衣ちゃんいってらっしゃい!変な奴いたら俺に教えてねー!俺がぶっ飛ばしてあげるから!!」
怖いことを言う駿に玄関で見送られ、私は遼兄と学校へ向かった……んだけど。
「あのっ!連絡先交換してもらえませんか!!」
これで何回目か分からない女子生徒からのアプローチ。
「悪いが無理だ。」
「えっ、でもっ!」
遼兄が断っているのにこの子は諦めない。
遼兄、こんなことを毎日続けているのか。
大変だなぁ。なんて思っていたら、
「あの、その人は誰ですか?」
「えーっと、その人って」
「あなたです。もしかして…彼女、とかですか?」
そう言われてやっと理解した。
すっごい睨まれてると思ったらそういうことね!?
もしかして、私が彼女かもしれないとか思ったのかな。勘違いさせてごめんなさい。私はただの付属品なので気にしないでください。
そう謝りかけるが、いやいやと思い直した。
そもそもとして、彼女かもしれないのに堂々と連絡先を聞きに来れるこの子こそ随分と強かである。
うん、訂正するだけにしよう。
「えっと、私は遼兄の」
「君には関係ないだろう。早く行こう、結衣。」
「え、ちょっと?遼兄?」
最後まで言わせてほしいんだけど!?
あと急に手を繋がないで!!