あやかし戦記 怪物の城
「爆弾、ですか?」
「その通り!あたしのお手製だ。門と一緒に爆ぜたくなかったらさっさと後ろに下がれ」
ニヤリとツヤは笑い、全員が遠くへ離れたの見届けてから導火線に火をつける。門の前にツヤは爆弾を放り投げ、素早くイヅナたちのいるところまで下がった。刹那、ドンッと大きな音を立てて門が爆破される。
「す、すげぇ……」
「あんな小さな爆弾であの門を……」
団員たちは口をポカンと開け、ボロボロになって焦げ臭い臭いを放つ門を見つめる。まさか爆弾まで作れたのか、とイヅナも心臓をバクバクと鳴らしていた。
「おい、お前ら何してんだ?さっさと行くぞ」
ツヤはそう言い、破壊された門の中へと入っていく。あの門の中に足を踏み入れてしまえば、多くの敵が潜む巣である。
「イヅナ、行こうぜ」
「何があっても僕が君を守る」
レオナードとヴィンセントに肩を叩かれ、イヅナはコクリと頷きながら足を踏み出していく。
「その通り!あたしのお手製だ。門と一緒に爆ぜたくなかったらさっさと後ろに下がれ」
ニヤリとツヤは笑い、全員が遠くへ離れたの見届けてから導火線に火をつける。門の前にツヤは爆弾を放り投げ、素早くイヅナたちのいるところまで下がった。刹那、ドンッと大きな音を立てて門が爆破される。
「す、すげぇ……」
「あんな小さな爆弾であの門を……」
団員たちは口をポカンと開け、ボロボロになって焦げ臭い臭いを放つ門を見つめる。まさか爆弾まで作れたのか、とイヅナも心臓をバクバクと鳴らしていた。
「おい、お前ら何してんだ?さっさと行くぞ」
ツヤはそう言い、破壊された門の中へと入っていく。あの門の中に足を踏み入れてしまえば、多くの敵が潜む巣である。
「イヅナ、行こうぜ」
「何があっても僕が君を守る」
レオナードとヴィンセントに肩を叩かれ、イヅナはコクリと頷きながら足を踏み出していく。