あやかし戦記 怪物の城
城はとても広く、迷路のように入り組んでいる。部屋数も多く、子どもが隠れんぼをするのに最適な場所だろう。
部屋に潜んでいる妖たちを倒しつつ、前に進んでいたのだが、ある部屋の中でアレンは足を止めた。
そこは衣装部屋のようで、様々なデザインと種類のドレスが部屋中に並べられている。チェルシーはその部屋を見て、目を輝かせていた。アレンの幼なじみであるチターゼは興味を見せないが、イヅナならこの部屋を見てはしゃいでいたに違いない。
そんな衣装部屋にも、当然のように妖が潜んでいた。とは言え低級のものだったためすぐに倒せたのだが、アレンはその時壁に妙な凹みがあることに気付いたのだ。
その凹みに恐る恐る手を当ててみると、ガコンッという音を立てて壁が横に動いていき、人一人が通れる階段が現れる。階段は下に降りており、どうやら地下に繋がっているようだ。
「チェルシーさん、隠し扉を見つけました」
「これは地下に繋がっているのね」
「はい。どうしますか?」
「もちろん行くわよ。実験体にされている人が捕らえられているかもしれないじゃない」
部屋に潜んでいる妖たちを倒しつつ、前に進んでいたのだが、ある部屋の中でアレンは足を止めた。
そこは衣装部屋のようで、様々なデザインと種類のドレスが部屋中に並べられている。チェルシーはその部屋を見て、目を輝かせていた。アレンの幼なじみであるチターゼは興味を見せないが、イヅナならこの部屋を見てはしゃいでいたに違いない。
そんな衣装部屋にも、当然のように妖が潜んでいた。とは言え低級のものだったためすぐに倒せたのだが、アレンはその時壁に妙な凹みがあることに気付いたのだ。
その凹みに恐る恐る手を当ててみると、ガコンッという音を立てて壁が横に動いていき、人一人が通れる階段が現れる。階段は下に降りており、どうやら地下に繋がっているようだ。
「チェルシーさん、隠し扉を見つけました」
「これは地下に繋がっているのね」
「はい。どうしますか?」
「もちろん行くわよ。実験体にされている人が捕らえられているかもしれないじゃない」