あやかし戦記 怪物の城
「おかしいな……。今までだったら部屋の中に一体は確実にいたのに……」
ヴィンセントが顎に手を当てて考え、レオナードは「どっかに妖が出てくるボタンでもあるんじゃね?」と言いながら棚に触れる。
「レオナード、もし罠が仕掛けられていたらどうするのよ!?」
イヅナはそう言ったのだが、時すでに遅し。レオナードがある棚に触れた時、ガコンッと何かが外れたような音が響き、本棚がゆっくりと動き出す。
そして数十秒後には、イヅナたちの目の前にあった本棚は消え、地下に繋がる階段が現れていた。
「でかしたぞ、レオナード!この先に奴らが潜んでいるに違いない」
ツヤが嬉しそうに言うと、レオナードは「ヘヘッ、たまたまです!」と照れ臭そうに笑う。少しだけ、場の空気が和んだような気がした。
「ん〜、残念だけど地下に悪魔はいないよ?」
そう天井の方から声が聞こえた刹那、無数の糸がイヅナたちを捕まえようとする。レオナードが戦鎌を振り回して糸を引きちぎり、イヅナたちを守る。
ヴィンセントが顎に手を当てて考え、レオナードは「どっかに妖が出てくるボタンでもあるんじゃね?」と言いながら棚に触れる。
「レオナード、もし罠が仕掛けられていたらどうするのよ!?」
イヅナはそう言ったのだが、時すでに遅し。レオナードがある棚に触れた時、ガコンッと何かが外れたような音が響き、本棚がゆっくりと動き出す。
そして数十秒後には、イヅナたちの目の前にあった本棚は消え、地下に繋がる階段が現れていた。
「でかしたぞ、レオナード!この先に奴らが潜んでいるに違いない」
ツヤが嬉しそうに言うと、レオナードは「ヘヘッ、たまたまです!」と照れ臭そうに笑う。少しだけ、場の空気が和んだような気がした。
「ん〜、残念だけど地下に悪魔はいないよ?」
そう天井の方から声が聞こえた刹那、無数の糸がイヅナたちを捕まえようとする。レオナードが戦鎌を振り回して糸を引きちぎり、イヅナたちを守る。