あやかし戦記 怪物の城
ツヤの言葉にアレス騎士団員たちは騒めく。戦士が戦場で命を懸けて戦わないなど、あり得ないことだ。
「ツヤさん、何でそんなことを言ってるんだ?あの人なら「命を懸けてでも」って言いそうなのに……」
ヴィンセントが不思議そうに首を傾げる中、チェルシーが口を開く。
「私たちは、たくさんの人の幸せを守っているわ。妖に狙われた人の未来を、愛してるを、約束を、幸せを、全てを守り抜いてきた。でも愛してるや幸せ、そして未来は私たちにもあるでしょう?」
チェルシーの言葉に、全員がハッとした顔を見せる。そう、アレス騎士団員だとしても一人の人間なのだ。未来がある。かけがえのない家族や仲間がいる。愛を誓った人がいる。
「だから、これは僕たちからの最初で最後の命令なんだよ。絶対に死ぬな。生きて笑え。……戦いが終わったらさ、みんなでパーティーしよう」
エイモンの言葉に、全員が「はい!!」と声を上げる。エイモンを見つめるイヅナの肩が、不意に触れられた。
「ツヤさん、何でそんなことを言ってるんだ?あの人なら「命を懸けてでも」って言いそうなのに……」
ヴィンセントが不思議そうに首を傾げる中、チェルシーが口を開く。
「私たちは、たくさんの人の幸せを守っているわ。妖に狙われた人の未来を、愛してるを、約束を、幸せを、全てを守り抜いてきた。でも愛してるや幸せ、そして未来は私たちにもあるでしょう?」
チェルシーの言葉に、全員がハッとした顔を見せる。そう、アレス騎士団員だとしても一人の人間なのだ。未来がある。かけがえのない家族や仲間がいる。愛を誓った人がいる。
「だから、これは僕たちからの最初で最後の命令なんだよ。絶対に死ぬな。生きて笑え。……戦いが終わったらさ、みんなでパーティーしよう」
エイモンの言葉に、全員が「はい!!」と声を上げる。エイモンを見つめるイヅナの肩が、不意に触れられた。